住宅用火災警報器

住宅火災発生時、逃げ遅れによる犠牲者をなくすため、住宅用火災警報器の設置が義務付けられました。
住宅用火災警報器は、種類によって設置場所が変わります。また自治体によって設置基準が違うこともありますので、所轄消防署でご確認ください。

住宅用火災警報器の種類と設置場所

警報器種類 煙式(光電式) 熱式(定温式)
感知方式 煙が住宅用火災警報器に入ると音や音声で火災の発生を知らせます。
早期発見ができるため、消防法令で設置が義務づけられているのは、煙式住宅用警報器です。
住宅用火災警報器の周辺温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせます。
大量の煙や湯気がでる場所に設置するのに適しています
設置場所 寝室・階段などの天井、壁 台所・車庫などの天井、壁
タイプ 単独型 → 火災を感知した警報器のみが警報を発する。
連動型 → 1つの警報器が火災を感知すると、連動している全ての警報器も警報を発する。
  連動型には配線タイプとワイヤレス(無線)タイプのものとがあります。

寝室に設置の理由

近年の住宅火災による死者は、逃げ遅れによるものが最も多く、時間帯別によると就寝時間帯が多くなっています。
少しでも早く火災を発見することが大切な命を守ることにつながるため、寝室に設置の義務が課せられております。

また、2階に寝室がある場合などは、階段にも設置することとされています。階段は煙が集まりやすい場所である上、唯一の避難経路となる場合があるためです。

自治体によっては、台所にも設置が必要となる場合がありますので、所轄消防署でご確認ください。